2020年04月07日

リモートワークにチャレンジ|2020年4月の座談会

東京で、強く、美しく、賢く働く40代以降の人のためのメディア「Beautiful 40’s(ビューティフルフォーティーズ)」。2020年4月は、世界中で脅威を巻き起こしている新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)対策として、初めてリモートワークで座談会を実施!

パソコン画面を見ながら、仕事の標準仕様になった「リモートワーク」について語り合います。

(情報は2020年4月5日現在のものです)

 

初めてのリモートワーク生活
生活はどう変わった?

美樹: 2020年の年明けから、未曾有のコロナウイルス感染拡大で、世界中が大変なことになっています。日本では2月に入ってから危機が叫ばれ始め、3月からは「感染拡大防止のため、不要不急の外出を避けよう」という流れになりました。東京都知事からの要請もありましたね。

菜穂子 40’sのメンバーはみんな東京都心に住んでいるので、出社や外出を自粛しています。自宅で働く「リモートワーク」中心の生活になったよね。みんな、リモートワークで生活は何か変わった?

美樹: 私は取引先に一切行けなくなったので、打ち合わせがオンラインになって、慣れるのが大変だった。でも、もともとフリーランスだから、それなりに家で仕事するのには慣れていたかな。会社員のおふたりはどう?

恵利: 普段から外出先でリモートの打ち合わせに参加するのはあったけど、それも基本的に「出社」があってこそ。人と会って話さないストレスがありますね……。

菜穂子: 恵利さんのとこはIT企業だから、機材の扱いとかは慣れてそう。その点のパニックはないでしょう。

恵利: うん。別にやり方自体は問題ないです。問題はコミュニケーションね。個人行動が増えると、情報共有がしづらくなったり。

みなみ: それはある。あと、割とさみしい(笑)

菜穂子: 「さみしい」は、会社員の人たち、みんな言ってるよね〜。会社って「行くだけで人がいる場所」なんだよねと改めて。

美樹: みなみさんのとこは、リモートワークへの切り替えが、すごく早かったよねえ。

みなみ: うちの会社もITなので、2月中旬と割と早いタイミングで完全リモートワーク導入を決めました。すでに1ヶ月以上リモートしてます。もともと社内でチャットツール「Slack(スラック・パソコン上で短い会話をするチャット用ツール)」を利用してたのと、海外支社や取引先とのミーティングは「Zoom(ズーム・動画通話ツール)」でやっていたので、インフラは整ってたかな。

菜穂子: さすがです。ここは会社によって、大いに差が出てるだろうなあ。

みなみ: 今、会社は上司の許可がないと行っちゃだめ。1日に出社できる人数も「密」にならないよう限定されてる。

恵利: 徹底してる。

みなみ: ふりかえってみると、リモート導入を早く始めて良かったよ。早く慣れたし。あと、全員が一斉にリモート化したのも良かった。リモートと、そうじゃない人がいると、情報の伝達スピードがどうしてもバラつくんだよね。

菜穂子: なるほど〜。私は2014年に独立した時、最初はフリーアドレス席のシェアオフィスに入っていて、固定の机がなかったんです。当時「ノマドワーカー」って言葉がすごく流行ってたんだけど、ノートパソコン持ってWi-Fiが繋がるカフェでよく仕事してた。スタバでMacbookで仕事するのがオシャレだった時期(笑)

美樹: あった、あった。

菜穂子: なので、そこから「Facebookメッセンジャーの動画通話」「Googleハングアウト」などの、動画通話ツールをよく使っていて。資料も全部クラウド(インターネット上の書類倉庫)に入れてあって、パソコン1台あればどこでも仕事できます。今回リモートワークで大騒ぎになったけど、意外といつもの通りって感じです。

 

リモートワークを始めて
こんなところが面白い!

菜穂子: リモートワークの「プラス面」って、何か感じてる?

美樹: 行ったり来たりする時間がなくなったので、ラクではある。お化粧も省けるし(笑)

菜穂子: 人が行き来しないということは、企業にとってはコスト削減になってるということだね。最初にWEBカメラ、パソコンとか、多少の初期投資は必要かもしれないけど。今後、遠方とは基本リモート打ち合わせで、どうしても現物を見るとか、必要なときだけ出向く文化になるでしょうねえ。

恵利: 私は「今日1日、何やるか」を割としっかり考えるようになったかな。じゃないと家でダラダラしちゃう。リモート会議もそうで、みんなが効率を普段より考えるようになった気がする。

みなみ: 確かに、席について0秒でミーティング始められるのは、すごく効率いい。移動がないから。あと、お昼休みに晩ごはんの仕込みができる。

菜穂子: 小さいお子さんがいるご家庭ならではね! 私なんか、家でずっと食べ物が近くにあるから、太りそうで危険だよ。外ではそんなに頻繁に食べないもん。

みなみ: そうか(笑) あと、家族に……特に子どもに、自分の働いてる姿を見せられるっていうのはいいかな。「ママ、ちゃんとお仕事してるんだ」って(笑)。あと毎日、家族全員でごはん食べられる。毎日ごはんを作らないと、だけど。

美樹: それいいね。家族に仕事している姿を見せるっていうのは、教育にも良さそう!

菜穂子: 私は、なんでもかんでもAmazonで買うようになったな。もともと、かなり比率高いけど(笑)、さらに。

美樹: 私もさらに通販利用が増えたな〜。

みなみ: 大きな声では言えないけど、けっこう、いろいろ買っちゃうよね。私、スピーカーマイク買ったし、ひざ掛けも買ったし、いろいろ買ってる(笑)

美樹: 通販の洋服屋さんで、トップスだけ売れてるという話題もありました。下は動画通話で見えないから、適当でいいよねと。

菜穂子: 私は3月中は「Amazonパントリー」っていう日常品の購入サービスで、食品と洗剤とか購入してました。トイレットペーパー もあったよ。でも4月に入ったら、品数が減って、配達日指定もできなくなっちゃった。宅配便も大幅に遅れてる。どんどん状況変わってますね。

恵利: 食材宅配会社さんで、新規受付をストップしたところもあるらしい。申込み殺到で。私も考えたもん、導入を。

菜穂子: あと「Zoom飲み会」みたいな、新しい文化が生まれたのはすごく面白い。

美樹: 私はオンライン飲み会に特化した「たくのむ」っていうサービスを使ってる。無料で、アカウントを作らなくてもいいし、時間制限もないし、気楽でいいよ。

恵利 それ、いつまででも飲んでる人が増えそう。終電を気にしなくていいし。

 

仲間に会えないと寂しいって
改めて気づいた毎日

美樹: リモートワークの「マイナス面」はどう? 私はもともとひとりで仕事しているからそう変わりはないんだけど、会社員のみなさんからは、何気ないコミュニケーションが足りないという話は聞くよね。

みなみ: 会議で済まない仕事の人たちは、結構たいへん。外に出かけるのが仕事の営業さんとか、ものを運ぶ人とかは、やっぱりなかなか難しいですね。でも、そういうのもすべて「基本的にはZoomを使ってください!」と、取引先にもお願いしたところです。

恵利: 私は営業だから、取引先に会えないというのは、ダイレクトにマイナス。もちろんオンラインミーティングをしているけど、会うと、ちょっとしたバカ話もしたりするし。そんな小さなことが、とっても大事なんですよね。オンラインだとそういう「遊び」の部分がなくなってしまう。会社のメンバーも同じで、業務はもちろん、日常会話ができないのは寂しい。

みなみ: 会社のメンバーに会わないの、寂しいよね。定例のミーティングを倍の数、入れたり、「社内Zoom飲み会」もしてます。

菜穂子: いい大人たちが「会社の人に会えないと寂しい」って口々に言ってる(笑)。なかなか、かわいい状況だな、いいね! 「会社の意味」がよりクッキリするね。

美樹: 私はもう会社を辞めてフリーランスになって3年経つから「ひとりで仕事するのが当たり前」みたいになってて、寂しいという感覚がない(笑)

みなみ: え、寂しくないってどういうことですか……! 家に猫ちゃんがいるから?

美樹: それもあるけど(笑)、ふだんから雑談する相手もいないから、寂しいという感覚自体がないのよね。

みなみ: なるほど! それ「フリーランスあるある」なんですかね?

菜穂子: 「あるある」かも。私も独立したてのときは「1日、誰とも話さなくて寂しい!」と思ってたけど、6年やってたら慣れました。

みなみ: そうなんだ〜! そういう意味では、会社員も「独立マインド」が形成される、いい機会なのかな。

菜穂子: だからフリーランスの人って、SNSを積極的にしていることが多いのかもね。あと私は1日中、ラジオを聴いてます。

みなみ: フリーランスの人たち、私はすごく尊敬してるんだけど、やっぱり視点が独立的で、先を読もうとするよね。そういうのが身につくのは、会社という大樹(たいじゅ)に頼りがちな会社員にとっては、いいことかも。

菜穂子: 小規模法人・フリーランスは、時流を読まないと真っ先にリスクをかぶる、不安定な職業でもあるから。確かにそこは敏感かもですね。

 

「コロナ後」の世界は
働き方、暮らし方が変わる

美樹: 今回のコロナショックは、世界中でリモートワークが広がる契機にはなっているよね。引いてはそれが「働き方を考える」きっかけにもなってる。

みなみ: それはそう! たぶん「コロナ後」の世界は、「コロナ前」とは違う景色だと思います。働き方も、暮らし方も。

菜穂子: 私は「大事な人」とか「大事なこと」について、よく考える契機にはなったな。2001年の「9.11(アメリカ同時多発テロ事件)」、2011年の「3.11(東日本大震災)」のときも、同じように思ったけど。また改めて考えさせられた。何度でも突きつけられるね。

恵利: そうね、私も「3.11」の時の気持ちとかぶるなあ。

美樹: 今はこの状況を受け入れて、工夫して。その後についても考えながら、各自準備しておく、ということかな。早く事態が収束することを祈りつつね。

菜穂子: そうですね。みなさんどうか、お気をつけてお過ごしください! また笑顔で集まりましょう。

 

●本記事は2020年4月5日、リモートワーク方式で取材を行いました。コロナウイルス感染症対策については公的機関の発表を、また通販の事情などについては各企業の最新発表をご参照ください。


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