2020年11月29日

弓子 avec 麻奈の GO TO BEAUTY 01〜「リフトアップ」 ヒアルロン酸とスレッドリフト、どっちだ!?

みなさん、SENSUAL 60’s(センシュアル・シクスティーズ)担当の干場弓子です。

あなたの60代のイメージを覆す、センシュアルな生き方を発信していきます。

そのうちのひとつが、私の美のマスターであり恋の(?)メンターである、美人皮膚科専門医・岩本麻奈先生との美容談義! というか、放談というか、体験記というか……。

数年前までパリを本拠地に、世界最先端の美容皮膚科情報を発信。日本の美容業界に対するコンサルティングを行ってこられているだけあって、ここでしか得られない最新の、そして、本音の情報、満載!! の予定です。

で、まずは、先日、六本木ヒルズのカフェテリアのテラスで夕日をあびながら交わした、記念すべき「弓子60’s avec(*00) 麻奈50’s の GO TO BEAUTY!」第一弾の放談、いえ、対談をお届けしましょう!
(*00) フランス語で“with”のこと。昭和コトバで“カップル”を意味する“アベック”の由来はここから。

テーマは、いきなりですが、リフト! スキーのリフトじゃないです。顔のたるみのリフトアップ。ヒアルロン酸とスレッドリフト、どっちだ!?

 

初めてのスレッドリフト。
日本人の平たい顔にはおススメ!

弓子: 麻奈先生、お久しぶり! 3ヶ月ぶりぐらい? 実はね、わたし、わかります? スレッドリフト(*01)、しちゃったの! はじめて。わかります?
(*01)メスを使わずに特殊な糸を皮下に通して、リフトアップする方法。

麻奈:  えーー!? とうとう!(まじまじ。じーーーーっ)

弓子:  考えてみたら、私の美容皮膚科施術の初体験は、麻奈さんと行ったパリでしたね!

麻奈:  そうそう! 本のための現地取材! 『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ(*02)! 最初は、美容だけの本のつもりが……。
(*02)パリマダこと『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』 干場編集の、各種美容本出版するも鳴かず飛ばずだったDr.MANAの、人生初ヒット本! 

弓子:  日本みたいに年をとることがマイナスじゃなくて、年をとるほど女の価値が上がるフランス人の秘密、パリのマダムの生き方を探る本になりました。

で、帯にもツーショットを使わせいただいた熟年訳ありカップルの男性のほうが日本でも十年間開業していたという美容皮膚科医で、その50歳の彼女が若くて、ほっぺがプルンプルンで。

麻奈:  きゃっ。そこまでカミングアウト! 

実はこの本が世に出る頃には、別れちゃったのよね、あのカップル。熱しやすくて醒めやすい、フランスあるある。

弓子:  まあ……。なんか……切ない。

麻奈:  彼は、リフトアップの方法として、頬骨上の外側辺りにたっぷりヒアルロン酸(*03)を入れ、皮膚を引っ張り上げる方法をとっていたんですよね。今でこそ、日本でも割とポピュラーな手技となっていますが、当時では先駆的でした。
(*03)フィラー(注入法)の一種。生体にある物質なのでいずれ吸収される。血管塞栓などのリスクがあるので、熟練したドクターにしてもらうのがよい。

弓子:  そうだったんだ! そうとも知らず、ちょうど時間が空いていたので、わたしも試しにやってもらったのでした! 何cc入れても1回10万円で、右のほうがたるんでるとかで、左の倍入れてました。実は、その後、何年か、右の頬が膨らみすぎてたような気がするんですけど……。

麻奈:  ヒアルロン酸は普通は半年ぐらいで吸収され効果がなくなるんですけれど、たまに、数年持っちゃう人がいるんですよね。実はわたしも、5年以上前に涙袋や頬骨に入れたヒアルロン酸が吸収されずに移動!?して、なんと目袋(目の下のたるみ)をつくってたことがあったんです! そのときはヒアルロニターゼ(ヒアルロン酸分解酵素)で溶かしてもらいました。

弓子:  ヒアルロン酸は、失敗したと思ったら、直せるところがいいところだけど……。麻奈さんも痛い目にあっているのね。わたしはそのまま放置です。もともと顔にお肉がつきやすいタイプなので、あれが合っていたのかどうか、今でもよくわかりません。

麻奈:  ふむ。確かに日本人は顔が平べったく(平たい顔族)、脂肪や結合組織が重力でたるんでくることが多いので、顎のあたりや頬の脂肪をBNLS(*04)などでとったり、スレッドリフトで頬をひきあげたりする施術がオススメです。
(*04)植物由来成分を主成分とした脂肪溶解エキスを気になる部分に直接注入。

西洋人の場合は、骨格の凹凸が激しく、年をとると頬やこめかみがこけて目立ってくるので、土台にヒアルロン酸を入れて、若返り効果を狙うのが一般的なんです。

ただし白人は、わたしたちより老化が数段早いので、プチ整形でごまかせるのはひとときで、その後はメスを使うか、ナチュラルエイジングで開き直るしかない。ちなみにヒアルロン酸はお手軽でアディクトしやすく、気がついたら“盛りすぎ”特有の容貌になる傾向もあるので、要注意でーす。

弓子:  確かに。セレブな奥さまって、なんか同じ顔。その秘密がわかりました! 

 

センシュアルな女性の常識は
エステ感覚の美容皮膚科通い

弓子: あれ以来、わたしもすっかり美容皮膚科にはまってしまって。麻奈先生のご紹介で、いろいろなクリニックで、いろいろ試してみましたが、そこでわかってきたことは、年齢の割にちょっと若いな、という人はたいてい、エステの延長上の感覚で、美容皮膚科にいってるんだな、ってこと。

麻奈: そうなんですよ。エステ感覚! でも、同じケミカルピールングでも(*05)、自宅やエステで扱えるものと、クリニックで扱えるものには違いがあるから、効果を求めるのなら美容皮膚科に、というのがわたしの考えなんです。クリニックの場合、メディカルグレードのピーリングとか水光注射(*06)とか、実際に施術するのは医師監督の下、看護師だったりしますが。エステの利用は、むしろホスピタリティとかリラックスとか、医療では扱わない一部のマシーンに期待するのかいいのではないかなーと。
(*05)皮膚に化学薬品を塗り、皮膚を剥がすことによって起こりうる現象や効果を利用して行う治療のこと。
(*06)極細の針を使って肌に美容成分を直接注入していく治療法。

弓子:  役割がちょっと違うのよね。でも、エステのことは言うけれど、美容皮膚科に行ってるって、みんな言いませんよね、有名人も一般の人も。若さの秘訣は?と聞かれて、「そんな、何もしてないですよ、あえて言えば、よく寝ることとゴボウ汁かな」とか(笑)。嘘つきって思っちゃう。見ればすぐわかるんだけど。あ、この人、額にボトックスしてる、とか。逆に、ちょっとぐらい、すればいいのに、という芸能人もいる。

麻奈:  美容整形とごっちゃになっちゃってるんでしょうね。たとえ、美容整形でもやって悪いことは何もないのだから、普通にそういうのが言える人のほうが、かっこいいのにね。ちなみに、メスを使った美容整形は、基本形成外科のお医者さんの仕事。わたしたち皮膚科のする美容施術は、注射や高周波やレーザーなどの機械を使います。だから、美容皮膚科では鼻を軟骨とか入れて高くしたり、目をメスを使って大きくしたり、いわゆる美容整形的なことをするわけじゃないんです。

弓子:  アンチエイジング的お手入れですね。それにしても、7年前のこの写真。わたしはこのとき、何もしていなかったんですけど、やっぱり今よりかなり若いですね。ということは、アンチエイジング的お手入れも、やっぱり実年齢には勝てない!?

麻奈:  いえいえ。お世辞ではなく、ほんとうに素敵に、メロウに、円熟なさってますわ。身ごなしなど、さらにセンシュアルになられたと思います!(キッパリ) でも今回の対談は美容特化なので、そちらのお話はひとまず忘れて…… 。

 

弓子さん、その糸の本数
少なすぎます!

弓子:  で、今回、とうとう、スレッドリフト。

麻奈:  そうでした! プチ整形のリフティング分野では最強です。高周波、超音波、HIFUなどのマシーンでの引き締めには限界があるので。で、糸はどちらのタイプ? 溶けるタイプ? 溶けないタイプ?(*07)
(*07)溶ける糸(吸収糸)は効果が半年から2、3年持つものも。溶けない糸(非吸収糸)は、半永久的だが、医師の技量が問われる。

弓子:  もちろん、溶けるタイプ。溶けないタイプは、半永久的だけど、怖いわ。メス使うでしょ? それに、目がつり上がりそうで。失敗してもやり直せないし。

麻奈:  溶けないタイプにもいろいろあるけど。

弓子:  アンカータイプ。注射で、イボイボのついた溶ける糸を縫うように入れて、引っ張って、コラーゲンの再生を促すタイプ。一年半ぐらい持つって言ってたかな。

麻奈:  スレッドデビューとして賢い選択をなさったと思う。出来上がりも満足してドクターの腕に信頼がもてたら、その時点で溶けない糸を入れてもいいし。気になるのなら数年おきに溶ける糸を入れ続けてもいいし。

弓子:  ほうれい線やマリオネットライン(*08)はヒアルロン酸を入れて、溝を浅くできても、ほら、このほっぺたが落ちてくるいわゆるブルドックライン(*09)は、引っ張らないことにはだめだと思って。笑っていればいいんだけれど、ちょっと黙って真面目な顔して、相手の顔見てると、すごい怒ってるみたいに見えるでしょ? この間、Zoomで講演したときの自分のふとした表情見て、ぎょっとしちゃったの。少しはよくなった?
(*08)口角両側から下に顎まで伸びる深い溝。マリオネットのお口が動くためについている切れ目。
(*09)ほっぺに詰めものをしていた頃の宍戸錠さんの頬。口角下から頬全体のたるみ。

麻奈:  うーーん。で、何本入れたんですか?

弓子:  左右2本の計4本。

麻奈:  それは! 弓子社長! 30代の本数ですよ(笑)。

弓子:  もう社長じゃないってば!

麻奈:  そうでした! 弓子さまのお歳ですと、8〜10本はしなくっちゃ!! 

弓子:  えーーーーーーっ?! だって、1本3万5000円もするのよ。

麻奈:  上野先生(*10)のところ? 良心的な価格だわ。上野先生は形成外科経験もあって確か注入系の指導医なさっていたこともあるし、きっとお上手ね。ほかに、スレッドで上手なのはゴッドハンズと言われる山田先生(仮)、有名クリニックの佐藤先生(仮)、症例数の多い山下先生(仮)、あたりかな。
(*10)銀座たるみクリニック。広告料もらっているわけではないけれど、干場が応援している女医さんにつき、ご紹介。 

弓子:  まだ、2週間なので、あと2週間したら行く約束なの。たるみが引っ張りきれなかった分は、BNLSですっきりさせてもらおうかと。まあ、そうやっても、また、重力で落っこってきちゃうんだけど。

麻奈:  そうですね。この後は、痩せたほうが早いんじゃないですか!?

弓子:  グググ……、そうなんだけど……食べた分も飲んだ分も、すぐ顔についちゃうタイプで……。麻奈さんはいいよね、胸につくタイプで!

麻奈:  それが、胸だけじゃなくて、おなかもすごくて……実はね、この間、ウェストの脂肪吸引したの!!!

弓子:  えーーー!? そんなに太ってなかったじゃないですか!

麻奈:  いえいえ、弓子さまが知ったら驚いちゃうくらい。肥満遺伝子検査でも、ノーマルの人より皮下脂肪がつきやすい変異DNAを両親のどちらかから受け継いでいることがわかったの。いまはまだ、コルセットがとれないんだけど、ウェスト62のスカートがゆるっと入るようになったんですよ!

弓子:  すごーーーい! ねえねえ、脂肪吸引って、特におなかだと、内蔵に害はないのかとか、痕は残らないのとか、痛くないのとか、すごく興味あるんですけど。

麻奈:  それがね……。

というわけで、ドクター麻奈の初めての脂肪吸引体験記は、次回に!

※より詳しい美容情報や美容医学用語を知りたい方は『女医が実践するいつまでたってもキレイの事典』で。これも、干場プロデュースの麻奈先生の本です!

<Dr.MANAこと岩本麻奈さんプロフィール>

 

皮膚科専門医。美容医療ジャーナリスト。コスメプロデューサー。ブログ「DR.MANAのはだぢから開発室・分室

20年以上に渡る在パリ生活の後東南アジアに3年居住し、コロナ禍で本帰国。現在、通常皮膚科から美容皮膚科、抗老化内科から再生医療まで、都内複数のクリニックで臨床医として現場復帰。マイブームはCBD(カンナビジオール)関連商品開発。ナチュラルハーモニークリニック医療顧問銀座椿クリニック院長グランプロクリニック銀座理事MBクリニック麻布十番皮膚科担当

 


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