2020年01月05日

サッカー日本代表、川島永嗣さんによる「お金の話」

サッカー日本代表、川島永嗣。
40代でお金で困らないために
今、始めていること。

プロサッカー選手として、またサッカー日本代表として、世界を股にかけて活躍するトップアスリート、川島永嗣(かわしま えいじ)選手。お金やタイムマネジメントに関する書籍も多数執筆する、現在36歳の彼が、若い時から現在までの「お金との向き合い方」や、「40代の迎え方」について、率直に語りました。

本記事では、2019年12月25日に、東京・大手町の「ファイナンシャルアカデミー」で行われたトークイベントの模様を、まるっと全文掲載。サッカーファン、お金の投資や運用に興味がある人、トップアスリートの考え方を知りたい人、どなたも必読です!

 


川島 永嗣
Eiji Kawashima

プロサッカー選手。ポジションはゴールキーパー。
1983年生まれ、身長185cm。埼玉県立浦和東高校在籍中に、高校サッカー3大大会の全国大会すべてに出場する。
卒業後、国内Jリーグ「大宮アルディージャ」「名古屋グランパスエイト」「川崎フロンターレ」で活躍し、史上最年少(当時)でJリーグ選手協会の副会長も務める。
2010年、27歳のときベルギー1部リーグの「リールセSK」へ移籍。その後スコットランド、フランスのチームを経て、現在はフランス1部リーグ(リーグ・アン)の「RCストラスブール」にて活躍中。
ワールドカップ日本代表としては、2010年 南アフリカ大会、2014年 ブラジル大会、2018年 ロシア大会と、3度出場の偉業を果たし、ゴールキーパーを務める。
「耐心力 重圧をコントロールする術がある(幻冬社)」「本当に『英語を話したい』キミへ(世界文化社)」「準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント(角川文庫)」など、自己啓発に関する著書多数。

●川島永嗣オフィシャルブログ 
https://globalathlete.jp/eiji-kawashima/

 

ファイナンシャルアカデミー

2002年設立。「絶対的な中立性」をコンセプトに、金融教育を提供する民間のスクール。設立以来のべ51万人が受講し、現役受講生は8,600名。東京校(大手町・西新宿)、大阪校、ニューヨーク校に加え、場所を問わずに受講できるインターネット講座もある。
一般の会社員や経営者向けの講座に加え、フリーランス、アントレプレナー(起業家)、アスリート、医師、料理人などに向けた金融経済教育を実施している。小中高等学校への出張授業も多数。

●ファイナンシャルアカデミー 公式サイト
https://www.f-academy.jp/

 

川島永嗣さん

 

お金に対する不安を
自分の中で取り除きたいと思った

川島:みなさん、こんにちは。「ファイナンシャルアカデミー」公式アンバサダーに就任した川島永嗣(かわしま・えいじ)です。僕はサッカー選手なんですけど、実際にこのファイナンシャルアカデミーで「お金の教養」を学び、金融リテラシーの重要性を学びました。

スポーツ界だけではなく、一般の方々、そしてこれからの世代を背負っていく子どもたちにもこの重要性を学んでもらいたいと思い、アンバサダーに就任しました。本日はよろしくお願いします!

福田:ファイナンシャルアカデミー広報部の福田祥子です。今日イベントに参加されてるみなさんの、スマホのカメラが(笑)、ものすごい数で。すごい注目度を感じています。

さて、「サッカー選手と金融」がすぐに結び付かない方も多いと思うんですけど、まずは、なぜ金融、投資を学ぼうと思われたのか教えてください。

川島:僕自身、プロになって18年ぐらい経つんですけど。実はスポーツ選手って、来年が保証されてない、どうなるか分からないという、すごく不安が大きい職業なんですね。昔から自分の中で、そういう「お金に対する不安」を取り除きたい、というのが一番にありました。それが、自分がお金の勉強を始めたきっかけかなと思います。

福田:なるほど。ちなみに川島選手以外の選手も、そういう不安を持っていらっしゃるのでしょうか。

川島:みんな持ってると思いますね。今でこそ、これだけ、18年間も選手をやらせてもらってますけど、一番最初にプロ契約したときは18歳で、3年契約だったので。「3年後はどうなるんだ」って、すごい不安に思ってました。若い選手も含めて、みんな、そういう思いはあるんじゃないかな。

福田:(深くうなずく)不安はあるけれど……。

川島:お金の不安を別にしたら、やっぱり「夢をかなえたい!」っていう気持ちが強い。不安さえなければ、より自分の夢に、邁進できますよね。

福田:スポーツ選手が「金融を味方につける意味」が、感じられました。とはいえ「まず、手持ちのお金で投資しちゃう」ということもできると思うんですが、川島さんは当校で投資を学ばれた。「マネー講座を受講して、わざわざ学ぶ」って、ちょっとめんどくさいかと思うんですが、なぜそういう方法を選んだのですか?

川島:投資と一口に言っても、いろんな投資がありますよね。株式投資、投資信託、不動産投資もありますし。実際、最初に自分で勉強し始めたときは、何が自分に合って、何が合ってないのか、基準が自分の中になかったので。自分の中の基準を定めるのが大切だと感じます。

福田:学ぶことによって、何がご自身に合っているのか、気づくことができたんですね。

川島:そうですね。合ってないことをやってもね。例えば僕がバスケットボールをやっていても、プロバスケ選手にはなれてないと思うし。やはり「自分に合ったカタチ」っていうのがあると思うんです。何をやるにしても、それを見つけるのが非常に大切と思います。

福田:納得です。

 

左/ファイナンシャルアカデミー 広報部シニアマネージャーの、福田祥子さん

 

今日、1つでも新しい言葉を聞いたら
5分でも勉強したら、OKにする

福田:川島さんは、普段は海外にいらっしゃるのですが、具体的にどんな風に勉強されているんですか。

川島:「不動産投資スクール」の講座を学んでいるんですけど。僕は朝型なので、朝7時半とか、少し早めに起きます。まずパソコンを開いて、講座を受けて。その後に食事して、練習に行くっていうのが日課です。

福田:あのー、最初はやる気になっても、前日の練習がすごく遅かったとか、疲れているとかで、「勉強を継続することが難しい」っていうこと、ありますよね? 私、川島さんの著書も拝読したのですが、「続ける力」というのに、本当に長けていらっしゃると思うんです。学びを継続するにはどうしたらいいでしょう。

川島:毎日やる!と決めても、やっぱり、やりたくない日とか、実際に朝起きて眠たいっていうとき、ありますよ。でも僕、自分や勉強に対する求めるものが、けっこう低いんです。なので、そういう日は、パソコン開いて、ちょっと再生して、もう「ちょっとでもやったらOK!」にするんです(笑)。

福田:なるほど(笑) 皆さんここメモですよ!

川島:1つでも新しい言葉を聴いたら、その日の勉強はOK。そうすると、次の日もやれる。その、自分に対する「求めるところ」を低くすることで、毎日続けられます、実際にそうやって実践してます。

福田:プロという厳しい世界で活躍されている中で、学びを継続されるってすごいですよね……。今お聞きして、私も「5分だったらできるかな」っていう気持ちになったので、真似しようと思います。あと、これってダイエットとか、違うジャンルにも言えることですよね。いきなり激しく頑張っても、続かない。「リバウンドしないような学び方」っていうのは、皆さんもぜひ取り入れて欲しいと思います。

 

恥じらわずにお金について
話してみよう

福田:海外のほかの選手たちが、金融とか投資についてどんな風に考えているか、聞いたことはありますか? 「世界のお金の教養」についてもお聞きしてみたいです。

川島:はい。実際に普段の練習に行ったとき、チームメイトと投資の話もしますよ。何に投資してるのかとか、どういうこと考えてるのかっていう話は、結構しますね。食事に行った時など、自然に、話の中で出てきます。

福田:海外では、当たり前に話すような場面があるんですね。一方、ここ日本では、人によっては「お金について話すなんて、卑(いや)しい」と感じたり、「人前でお金について話すのが良くない」と思う方も、いらっしゃいますよね。

川島:僕も日本で生まれ育ってるので、お金に対して悲観的な考え方とか、そういう話題になったときに、自分の意見を言わないことも、もちろんありました。でも実際、真剣にお金に向き合っていくことで、自分自身の人生が豊かになると思うんですよね。恥じらわずにお金について話したり、「わかんない」っていうこともさらけ出せば、自分の学べることが多いと感じました。

福田:ありがとうございました! それではここから、「師弟トーク」ということで、ファイナンシャルアカデミー代表の泉にバトンタッチします。

泉 :こんにちは。ファイナンシャルアカデミー代表の泉 正人(いずみ まさと)と申します。よろしくお願いします。私はファイナンシャルアカデミーの代表を17年間やっているんですけど、僕のことを見たことがないという方が、たぶん多いと思います。意外とレアキャラなんです(笑)。

会場:(笑)

泉 :普段なかなか出てこないんですけど、今日は川島さんの公式アンバサダー就任式ということで、出させていただきました。たくさんの方とお会いできて、ほんとに嬉しく思ってます。

 

左/ファイナンシャルアカデミー代表 泉 正人さん

 

泉 正人
Masato Izumi

ファイナンシャルアカデミーグループ 代表。一般社団法人金融学習協会 理事長。
10代の時、自らの経験から「お金の教養」を身につける必要性を感じ、2002年に総合マネースクール「ファイナンシャルアカデミー」を創立。身近な生活のお金、学問的視点、資産運用・投資などについての独自のカリキュラムを構築し、精力的に「お金の教養」を伝えている。「義務教育に、お金の教養を組み込むのが夢」と語る、お金の扱い方のプロフェッショナル。著書に「お金原論―30代で知っておきたい『お金の知性』の高め方(東洋経済新報社)」「お金の教養(だいわ文庫)」など多数。

 

サッカーでドキドキしているのに
投資でもドキドキしちゃう?

泉 :ファイナンシャルアカデミーは、2002年に私が創立しました。私自身が、お金に悩んで、お金の問題を解決したいというところから勉強がスタートして。「世の中に、お金について教えてくれる学校がない」「お金を学ぶところがない」と気づき、これを一人でも多くの人に届けたいという思いで学校化して、そこから17年間、今まで、お金の学校を運営しています。当校で最も重視してるのは、中立性です。特定の企業や商品を一切販売しない、あくまで中立的な教育、知識を伝えていくという教育コンセプトでやっております。

川島:(深くうなずく)

泉 :今まで50万人超の受講生がいらっしゃる中で、川島選手も卒業生の一人として、勉強していただいて。今回のアンバサダー就任ということになりました。私からもいろいろお聞きしたいことがあります。

川島:よろしくお願いします!

泉 :さて、川島さんは、資産運用には、昔から興味を持ってたんですよね。

川島:そうですね。けっこう若い時から、20代前半から、実際に興味を持って勉強し始めましたし、実際にトライしてました。一歩、踏み出す前と、踏み出した後の、自分の考え方、ものの見方っていうのは、大きく変わったなと思います。

泉 :うん、よくわかります。

川島:新聞を読むときにも、「実際に世の中こうやって動いているのか」とか、「その中で自分の立つ位置はどこかな」と、客観的に見えてくる。社会に興味を持つ度合いが変わって来ます。

泉 :新聞って、昔から読んでたんですか? 新聞とって?

川島: 読んでましたね。スポーツ選手って、ちょっと特殊な職業なので、なかなか普通の生活感と違うところで生きてるんですけど。ただ、その「違い」に寄りすぎてしまうと、実際に足元が見えなくなってしまうことが、多々ありまして。ですので、今、社会で自分がどういう立ち位置にいるのかとか、実際に自分が社会の中でどう生きていくかを理解する意味で、「学ぶ」ということは非常に大切だと思ってます。

泉 :すごいですね。20代にしてそれに気づいていたんですね。

川島:気づいていたというよりは、本を読んでみたりとか、少しづつ学んでいく感じですけど。最初は「なにが分からないかも、わからない」っていう状況だったので。

泉 :ちなみに投資が面白くなったのは、どのぐらいのときですか?

川島: 面白くなったのは……。実際に初めてみて、やっぱり、うまく行かないこともありましたし。でも、うまく行かない中でも、少し、うまく行くことが出てきたりすると、そのドキドキ感が(笑)。実際に自分が勉強したことを実践してみて「あっ、こういうことだったのか!」とか。失敗したときも「自分がこう準備してたら、対応できたなな」とか。やりながら学んで行けたのは、自分の中ですごく大きかったです。サッカーとはまた違う、ドキドキ感が(笑)。

泉 :昼間、サッカーでドキドキしまくってるのに、やっぱりドキドキが欲しいと(笑)。

川島: いやそれは、自分に合ってるかどうかですね。僕なら、練習や試合でドキドキするシーンが多々あるので、投資ではドキドキし過ぎる必要がないな、と思って、株から不動産投資に変わって来たり。実際にやりながら、自分でも「何が合ってるのかな」って学んで来ているように感じます。

 

自分の10年後を考えて、 
今のうちから「時間」も投資に回す

川島: 実際に投資を勉強して行く中で、「もし自分が勉強しなかったら、10年前の自分と、10年後の自分が、もしかしたら同じかもしれない」と考えたんですよね。10年前から勉強しているからこそ、今の自分の考え方がある。「時間」も投資だから、自分が10年後、何ができるのかを考えて、今のうちから時間を投資に回すことが「リスクの回避」になりますよね。

泉 :ああ、僕も同じことを思っているから、今の川島選手の話、すごく心に響きました。投資には当然、リスクがある。だから投資をすることによって、大事なお金、資産が減ってしまうというリスクは、絶対あると思う。

川島: はい。

泉 :ですが、僕はよく「投資をしないことが、リスク」っていう言葉を使うんですけど。「投資をしないリスク」は「10年前と10年後、もし自分が同じだったら」ということです。これは、ちょっと怖い。10年後に向けて成長の角度を上げておかないと、怖くなる、もしくは、周りについて行けなくなっちゃう。「将来も同じであるリスク」を、回避する1つの方法が「投資」なんです。

川島: そうですね。

泉 :「リスク」は、訳すと「不確実性」。要は、将来がわからないものをリスクって言いますけど、「人生のリスク」っていうのは、将来がわからないことです。それを自分の手で、頭を使って、伸ばして行く。そういうリスクヘッジの仕方がありますよね。

川島: 僕はそこまで意識を持って、考えてやれてるのかは、正直、分からないです。ただ実際に自分が10年経ってみて、「やっててよかったな」とは、強く思います。この1年でも「自分が勉強をしてなかったら」って考えると、今の考え方はないと思いますしね。だから、自分が使っていた朝の5分でも、使っていた時間が今に生きてるのかなとは、感じます。


フランスから不動産屋に電話して
物件を購入したり

泉: フランスで、インターネット講座の「不動産投資スクール」を受けて、勉強してたじゃないですか。

川島: 毎日、朝、起きてやってました。

泉: 勉強期間は当然あるとして、勉強がある程度進んで、やり方を習得した後は、具体的にどうやって物件を探したんですか?

川島: 僕、「宿題」がすごく苦手なんです。小さい時から苦手なんですよ。だから、スクールの宿題を実際に、できるだけやるようにしてました。

泉: 束田(つかだ)先生の宿題を? ちゃんとやってるんですね。

川島: はい。授業で最初に、「宿題やった人〜?」って聞かれるから、パソコンの前で「ハイッ」って手を上げてる(笑)

泉: 束田先生というのは、不動産投資スクールの大人気講師です。まじめにやってたんだ(笑)

川島: まじめにやってました、ちゃんと。

泉: 不動産屋に電話かけて。

川島: フランスから電話かけてました。

泉: マイソク(物件の概要、間取り図、地図などをまとめた資料のこと)も取り寄せて。

川島: はい。ちゃんとやってました。現地調査は、Google Mapで位置情報を見て、物件どんな感じなのかな、駅の周りはどんな感じかな、って実際に調べました。

泉: グーグルで散歩しながら? ははは。朝やってたわけですね。すごいですね、ほんとに。フランスから、不動産スクールで勉強して、講座の通りに物件を探して、実際に物件を買って。どこにいてもできるんですよね。ほんとに、場所なんて関係ない。「何々だからできない」ってことはないです。1人の「実例」として、川島選手がここにいらっしゃる。だから皆さんも、本当に自信もって、やっていただけたら、すごくいいなと思います。

 

「株価が落ちたらどうしよう」と思いながら
練習に行ったことも、実はある

泉: 自分に合った投資スタイルを見つけるまで、時間はかかりました?

川島: 時間、かかりましたね……。僕は実際に投資を始めるまで、4年ぐらいかかったんです。勉強しながら、なかなか踏み出せない。踏み出す勇気もない。でも実際に、見よう見まねで初めて、踏み出してみてからは、自分に合ったスタイルを探して行きました。

泉 :うんうん。

川島:例えば練習前に株価のチェックとかすると、「終わって落ちたらどうしよう」なんて思っちゃうし。「こういう気持ちになってしまうのは、自分に合ってないのかな」って感じて、じゃあ違うことをやってみようかと。株をやってみたり、投資信託やってみたり、為替(かわせ)をやったり、いろんなことにチャレンジしました。その中で「自分には不動産投資が合ってるのかかな」と、感じたりしながら、探しました。

泉 :ああ、私自身もそうでした。得意分野が見つかるまで、いろんなことやって。3年ぐらいかかりました。その中で、自分が好きで、得意で、かつ生活スタイルに合ってるものが見つかって来きたんです。好きで得意なことを見つけるためには、やっぱり、いろんなことをやらなきゃいけない。それを私は「自分の土俵(どひょう)」って言ってます。自分の土俵で戦うことができたら、それはうまく行く。何でもそうですよね。

たとえば、川島選手はサッカーという大きな枠の中で、ゴールキーパーという「自分の土俵」を見つけたから、日本でトップになり、世界で活躍してる。スポーツ選手は、土俵を早く見つけて、そこに集中することで、トップに上がって行くという戦略があると思います。

一般の仕事も一緒。例えばクルマが好きと言っても、クルマ業界ってすごく広い。初めて配属された整備の部署では芽が出なかったけど、いろんな部署を回って、デザイン部に配属されたら興味を持ててうまく行った、みたいな経験がある人、いますよね。それが「自分の土俵」。無意識のうちに仕事でも見つけている。

これは資産運用でも全く同じで「自分の土俵探し」がやっぱり必要です。だからとにかく、小さく、いろんなことを試す。投資にはリスクも当然あるので、いきなり「全財産をドン!」と突っ込んだりしたらダメ。少しずつ、あれこれやりながら、自分の土俵を探して、徐々にそこに集中して、資産を置いていく。私自身もそうでしたし、他のうまくいってる人も、みんなそうやっています。これが資産運用では、すごく重要なんです。ここ、超重要ワードなので、みなさんメモっておいてくださいね!「自分の土俵」。

川島: メモってます!

泉 :ちなみに、日本代表戦の前に株価を見て、ちょっと落ち込んだ、とかあるんですか(笑)?

会場:ええ〜!(爆笑)

川島:いや、さすがにそれはない。試合の前は、さすがに見てなかったですね。

泉: ですよね。心によくないですね。

川島:基本的に試合前は、サッカー以外のことに対して、何か左右されることは一切しないです。練習前もそうですね。練習に向かうときに、サッカーに集中してシャキッと練習に入るのと、「終わって株価が落ちたらどうしよう〜」とか思いながら行くのは、全然違うじゃないですか。

泉: サッカーの前は、サッカーに集中する。そういう習慣がちゃんとできてるわけですね。

川島: 「株価が落ちたらどうしよう」と思いながら練習に行ったことは、何度かありましたけどね(笑)

泉: スマホで株価チェックしながら、フィールドに入る?

川島: それはないです(キッパリ)。

泉: ないか。さすがプロ、日本代表ですね(笑)。

 

アンバサダー就任を知らせるメインビジュアル

 

多くの人が、お金の不安なしに
人生を豊かに生きていけたらいいと思う

泉 :金融リテラシーを持った川島選手は、今後10年後、20年後に、どうなっていきたいですか。

川島: 僕は幸運なことに、今までサッカーという、自分が情熱を注げる仕事ができていますけど、先ほど話した「お金に対する不安」というのが、若い時からもちろんありました。ただ実際にお金について学ぶことで、自分の人生を「豊かにできている」とも感じていて。不安をなくすことで、自分の夢に集中できるとも思います。10年後、20年後に自分が何をしているかは、まだ分からないですけど、時間が経っても、自分の人生を豊かに生きていたいと思います。

泉 :いいですね。

川島:今回ファイナンシャルアカデミーのアンバサダーに就任することで、自分だけじゃなくて、世の中の多くの人たちが、お金の不安なしに、それぞれの人生を豊かに生きてもらえたらいいな、と感じてます。

泉: ありがとうございます。川島選手の考えを聞いて、今回アンバサダー就任のメッセージを、「お金で夢をあきらめない」としたんです。川島さんが、お金をうまく活用して、自分を豊かにして、夢をかなえて行く、そういう人生を歩んで来られていて。お金のことも自分自身でちゃんと考えている点が、メッセージに込められているんです。

これを聞いている皆さんも本当に、「お金で夢をあきらめない」っていうメッセージを、心の中に入れて頂きたい。日本人はお金というものにネガティブだったり、見ないようにしがちですが、敢えてそこに向き合って、しっかりとお金のことを考えて、正しく、豊かになっていって頂きたいと思います。今日は貴重なお話をありがとうございました。

川島: ありがとうございました!

福田: ありがとうございました。今のお話を聞いて、「金融リテラシーを持っているって、すごくカッコいいことだ」と思いました。皆さんも、カッコいいことを勉強してるんだ、という気持ちを持って、これからもお金の学びを進めていただければと思います。

 

取材を終えて

「金融リテラシーを持っているって、すごくカッコいいことだ」。筆者も本当にそう思いました。世界で一流のプレーをして、億を超える移籍金を得ている川島選手でさえ、投資を始めるのにきちんと勉強し、4年も悩み、「自分はまだまだ」と謙虚な気持ちを持っていらっしゃる。だから私たちも、今日からお金の教養を高める「学び」を始めても遅くないし、いつから学び始めても良いのだな、とつくづく感じました。

取材・文=守山菜穂子 

 

▼まずは読書から初めてみる?

「お金原論―30代で知っておきたい『お金の知性』の高め方」
泉 正人 著・東洋経済新報社

 

「お金の教養―お金が増える7つの法則と仕組み」
泉 正人 著・だいわ文庫

 

「コミックエッセイ 誰も教えてくれないお金の話」
うだひろえ 著・泉 正人 監修
サンクチュアリ出版

 

「耐心力 重圧をコントロールする術がある」
川島永嗣 著・幻冬舎

 

「準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント」
川島永嗣 著・角川文庫

 

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