2018年05月16日

【新連載】あの人の手のひら|女優・石井麗子さん

手相が占いに使われるのは、そこにその人がどんな考え方や感じ方をするのか、また過去をどう受け止めたかが現れていて、その延長線上に未来予想図が描かれているから。

手のひらには、ツラい出来事に遭遇したことも刻まれる。それがその人にとっての痛手であったという確かな印が。

でも、辛い過去を「今では良い経験っ」って笑顔で話してくれる大人は多い。そのころには、手のひらの印も変化している。

これは、手のひらの印を元に進める、手相観によるインタビュー。


写真左/女優・石井麗子さん
写真右/手相観・廣田璃波(ヒロタリナ)

 

あの人の手のひら〜手相から観る生き方
vol.1 女優・石井麗子さん

女優さんの手のひらは、意外にもガテン系!?

2017年に創立80周年を迎えた歴史ある劇団「文学座」に所属している女優、石井麗子さん。華奢(きゃしゃ)な印象なのに、手のひらを見て真っ先に目を引かれたのが金星丘(きんせいきゅう・親指の下の膨らみ)と生命線が表すバイタリティの高さ。

廣田「さすが、舞台女優さん。体力のある手をしていらっしゃいますね」

石井「身体が資本なので」

廣田「はい。身体を使って仕事をなさっている方で、かつ調子が良い人の金星丘のハリです。日ごろから、しっかりトレーニングで土台を作っていらっしゃるんだと思いますが、お稽古して、公演して…を繰り返し乗り切ってきている手だと思います」

エネルギッシュな精神とそれをドライブさせる体力

中指に向かっていく運命線は、人生の目標や本人の意志などを表すもの。石井さんの右手には、しっかりした運命線がたくさん刻まれている。

廣田「わー、右手の運命線、短いけれど、どれもしっかりしたものがたくさんありますね。女優さんとしていろんな運命を生きてきたからかな?」

石井「えっ。役が入り込んじゃってるのかな!?」

廣田「右手には、社会的な在り方が表れて、果たしている役割や、周りから評価されている様子が出てくると言われているんです。石井さんの場合は、一本しっかり貫かれているものがありつつ、それと同じくらいの濃さで並行して運命線をお持ちです。
35歳くらいかな? その辺りから活躍の場が増えていますね」

石井「まさに。ぴったりぴったり。すごい!
どういうことかと言うと、34歳で結婚したんです。イギリスの人と結婚したので、しばらくロンドンで暮らしました。劇団の方は休座して、イギリスで出産しました。それで、舞台があるときには、子連れで帰国して、実家の協力を得ながら、稽古をして本番を迎えるなんていう生活を送っていたんです」

廣田「なるほど… 石井さんは感情線と頭脳線を繋ぐ線がある、変形のマスカケ相(そう)を右手にお持ちなんです。マスカケ相の方って精神的にパワフルな方が多くて、石井さんの場合は、先ほど申し上げたように体力もあるから、こんなスゴイことができちゃうんだと思います」

石井「不安はありませんでした。何の迷いもなく。それは、“劇団”っていう家族みたいな場に恵まれていたからだと思います。しばらく休んでも、帰りを待ってくれている人と、場があったから、思い切ったことをできたんですね」

廣田「手相を見ても、状況を見つつ動く人ですね。一箇所にじっとしているような粘り強さはないけれど、好奇心のままに飛び回るような向こう見ずさもありません。きっと、自分には劇団という基盤があるという確信が、こういう人生を歩ませたんでしょうね。
女優業以外では、他には何をなさっていますか? 声のお仕事とかもされていらっしゃいますよね」

石井「はい。文学座には20歳からいて、女優はできなくなるまで続けたいと思っていますが、公演は常にあるわけではないので、ナレーションやCMのお仕事などもいただいています。
あとは、演劇関連の通訳や翻訳。夫が演劇大学の先生なので、帰国後にはそのご縁で、私も大学で、文学座で学んできた『せりふ術』を学生に指導していたこともあります」

「心を動かす」がモチベーション

石井さんの頭脳線は大きく下っている。モチベーションや価値観がロマンチックな人。

石井「女優って、お芝居するだけでなく、人の心を動かすことで対価を得る仕事なんです。舞台は人の心を動かすから、周りの人も元気になって、そこに価値が生まれ、社会が動いているんだ、と気づいたことがあって。
人の心って、お金じゃ動かない。何かを始めるきっかけも、誰かに心動かされることによって『やりたい』って思うのでしょうし」

廣田「頭脳線を拝見すると、石井さんのモチベーションは、どれだけ自分がそれに気持ちを傾けられるかが重要。手相が情熱的な方なので、今の考え方はとてもそれがよく表れていると思います。
お金のことはあまり気にしない。でも、金運線は持っていて、その様子からは、ひと財産を築くことはないけど、お金に困ることもないと読めますね。
それに人気線もお持ちで、人財をしっかりと備える人です」

石井「私にできることはそんなに多くないですし、申し訳ないくらい気を張らずにやっているのに、私を応援してくれる方はすごい方ばかり…小さい頃から『人の運』だけは強い!
芝居の世界に入ってからも、本当に素晴らしい方々にずっと支えていただいてます」

写真左から2011年、2012年、2006年の文学座などでの舞台の様子。
娘役から年配の雰囲気まで、自在に印象を操るところはさすがプロの女優。
写真/飯田研紀

 

周囲に対して、その存在があってこそという意識をしっかり持っている石井さん。それも大袈裟(おおげさ)ではなく、ごく当たり前のこととして捉えている様子が伺える。それが周囲にも伝わるから、支えは途絶えることなく増えていく。人気線ってそういうものなのかもしれない。

演劇界という濃い人間関係の中で自分の道をしっかりと貫きつつ、周りが驚くような大胆な別ルートにも挑戦できてしまう石井さんを豊かにしているポイントは、その意識なんだろうと思う。

 

石井麗子さんの手相を公開!

薬指の下(太陽丘)は人気や芸術的センスを表すエリア。
石井さんの手のひらにはここに線が多く、スター(*の印)と人気線もお持ちです。

PROFILE

石井麗子さん
Reiko Ishii

女優
「文学座」所属
俳優活動のほか、演劇関係の同時通訳、翻訳、日舞・西川流の師範を務める。2016年までは有明教育芸術短期大学・演劇コースの非常勤講師として若手の育成にも励む。プライベートでは、イギリス人のご主人との間に2人の女の子があり、母親としての顔も。
文学座 石井麗子プロフィールはこちら
石井麗子ブログはこちら(アメブロ)

【公演情報】
2018年6月27日(水)〜30日(土)、文学座新モリヤビル(東京・信濃町)にて、芝居「モロッコの甘く危険な香り」(作・ホセ・ルイス・アロンソ・デ・サントス)に出演。

あらすじ: 1985年、フランコ独裁政権崩壊後から 民主主義体制への移行期と石油危機が重なり貧困にあえぐスペインのマドリード。麻薬の売買で生活をするハイミートとその従兄妹チューサは、警察官である旧友のアルベルトと3人でルームシェアをしていた。ある日、チューサが家出少女のエレーナを連れてくる。エレーナを仲間に加えたことで3人の関係が少しずつ変わり始める中、様々な事件が起こって行き……。国が“自由”を手に入れて行く中で、彼らが掴んだものとは。

●公演日程:2018年6月27日(水)〜30日(土)
●料金:  前売り・当日 3,000円 〈全席自由・税込〉
●会場:  文学座新モリヤビル1F
●アクセス:JR「信濃町駅」より徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線「四ツ谷三丁目駅」から徒歩9分)

公演チラシはこちら(PDF)
WEBチケット予約はこちらから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文・手相イラスト/廣田璃波(ヒロタリナ)

手相観。占い師。
手相、干支術、トートタロット、インナーチャイルドカードを使って、クライアントが思い描くストーリー作りをちょっぴり手助けする。
本業は会社員。女性誌編集者として多くの女性のインタビューを手がけたのち、デジタルマーケティング業界でコミュニケーションディレクターとして助っ人稼業に奮闘中の40代。

手相観 廣田璃波 公式サイト http://hirotarina.strikingly.com/

noteで連載中 https://note.mu/hirota_rina/

twitter : @rina_palm

 

タイトルイラスト/岩谷真里奈
写真/編集部


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