2018年02月11日

40代女性にとっての「旅」と 幸せの関係は?

 

文/編集部

池田: 「Beautiful 40’s(ビューティフルフォーティーズ)」、第10回目ですね。

守山: はい、秋も深まって参りましたが。美樹さん、なにかこの秋のトピックスはありますか?

池田: この10月から新しい仕事が始まって、国内出張だらけなんですよ。今月だけで、もう4か所! 島根・秋田・富山・岡山に行きました。

守山: へえ~、すごい。

池田: 大変だけど楽しいですよ。菜穂子さんは?

守山: 私は9月が、仕事でパンクしていまして、全く潤(うるお)いのない生活を送っていたんですけれども。やっと大きなイベントが終わって、ちょっと一段落するところです。秋って、美術展がいっぱいあるんですよね〜。

池田: ありますね~! 楽しみなものが。

守山: 大小たくさんあるので、全部、見に行きたいなと思って。手帳にリストアップしています。

池田: すごい! 例えば?

守山 「ダリ展」!

池田: ダリ展、私も行きたいな。

守山: 行きたいんですよね。かなり大規模みたいなので。国立新美術館、行ってみようと思います。

池田: 新しくなった「東京都写真美術館」の「杉本博司(ひろし)展」も良かったですよ!

守山: 杉本博司さん大好きなので、それも観に行こうと思っています。

池田: ぜひぜひ!

 

ソーシャルメディアで友達に聞いて
行き先を決める旅行プラン

池田: 今回のテーマは「旅」なんですけど。菜穂子さん、旅はどうですか?

守山: 私、海外旅行がすごく好きなんですけど、独立してから3年くらい、全然どこにも行けてなくて。

池田: この3年、どこにも行ってない?

守山: 2014年の1月にスペインに行ったんですけど、それ以来、どこにも行けていなかったので。今年の12月に、パリ(フランス)とミュンヘン(ドイツ)に、旅行で行くことに決めました。

池田: わあ、いいなあ~。

守山: 独立して初めて、ちゃんとした長い休みを取ることになりました。

池田: 素晴らしい。パリとミュンヘン、どうしてその場所を選んだのですか?

守山: 一緒に行く友達が、初ヨーロッパで、もともと「パリに行きたい」っていうのがあったんです。9日間行くので「パリ以外で、もう1か所くらい、どこか行きたいね」となって。色々調べたんですよ。ネットや本で。だけどヨーロッパって、本当にたくさん見どころがあって、あり過ぎて、全く決められなくて。だんだんよく分からなくなってきちゃった(笑) それで「もう、これはみんなに聞こう!」ということで、Facebookとtwitterでお友達に「パリともう1か所、行きたいんだけど、12月でおススメありますか?」と質問したんです。

池田: ああ、その投稿、見た見た。すごくいっぱいコメントがついていたよね?

守山: 皆さんが、すご〜くいっぱいコメントしてくれて。「昔、1回行っただけだけど、本当にあそこは良かったよ~」という方から、「パリなんてもう何十回も行ってるから、詳しいわよ!」「パリは春夏秋冬、全部行ってます」みたいな方まで。あとは、プロの旅行研究家の方、昔パリに住んでいた方とかも友達にいて。さまざまな方がコメントをしてくれた。

池田: すごい!

守山: それで「12月にヨーロッパに行くなら、やっぱりドイツのクリスマスマーケットを見ると良いよ」という意見が多数で。その発想は全くなかったんですよ。「ドイツかー!」と思って調べてみたら、非常に良さそうで、実は後輩もいたので、もう1か所の行き先をミュンヘンに決めました。

池田: マグカップで、ホットワインを飲むわけですね?

守山: ああ~、いいですね~! 「冬でもビールが美味しいですよ」とも言われましたが。

池田: ホットビールがありますからね。ドイツは。

守山: そうなんだ!

池田 うん、ちょっとだけスパイスを入れた、ホットビールを飲むのも美味しいですよ。

守山: かなり寒いそうですが、素敵ですね。それでね、今までだったら、ガイドブックとか、ネットで検索したり、旅行代理店に聞いて行き先を決めるというのが普通だったと思うんですけど。こうやって、ソーシャルメディアで友達に聞いて、行き先を決めるって、すごく面白いなと思って。

池田: 面白いですね。

守山: ねっ? 「ソーシャル旅行」。

池田: 「みんなで行ってる」という感じもして来ちゃうね。

守山: そうなんです。たぶん、行ってからも「今日はパリにいるんですが、美味しいお店、教えて下さい」とか、Facebookに書くと思う。

池田: 絶対にみんな、返事くれるよ。あとは、たまたまパリにいる人から「会いましょう」とコメントが付くことも。私もそれで、現地で会ったりしたことありますよ。

守山: だからFacebook、twitter、すごいなって、改めて思った。「旅行の新しい形」というか。お仕着せの行き先じゃなくて「みんなのクチコミだけで行き先を決めちゃう」というのが面白いなって。

池田: 面白い!

守山: こんな旅行の作り方をしてみた、というのが、最近のトピックスですね。

池田: 自分が行かなくても、あの投稿を読んでいたら「次に私もヨーロッパに行くときには、参考にしよう」というコメントが、いっぱいついてたから。

守山: 本当にそうですね。あとね、Facebookに書き込んだ後、行く先々で「パリに行くんだって? いいわね〜」って言われる。会った人からも、おススメを教えてもらって。

池田: 「休暇でパリに行く」というブランディング(笑)

守山: ブランディングというほどでは (笑) 私、パリは2回目なんですけど、1回目は出張だったので、行き先がほぼ決まっていて。全く遊んでないので、本当にわからなくて。自然に聞いただけだったんですけど、嬉しかったですね。みんなが応援してくれたという感じが。

池田: 今回はもう、完全に遊びで?

守山: 今回は遊びです。なんですけど、やはりブランディングの仕事をしている以上、見ておかなきゃいけないところというのが結構あると思っていて。例えばCHANEL(シャネル  )やDIOR(ディオール)の「本店」は見て来ようと思っています。あとは、やっぱりトレンドのお菓子、ファッションとか、そういうものが非常に豊かな街なので。チェックして来ます。

池田: 私もおススメの、トレンドのお菓子屋さんを知っているので、あとでこっそり教えます!

守山: ありがとうございます♪

 

旅をすること、旅の計画をすることが
人生の幸福度をアップさせる

守山: 美樹さんは、ブログのプロフィールに「カメラを持って世界を旅するエディター」といった肩書を載せていますけれど。「旅」についてはどうお考えですか。

池田: 私はものすごくたくさん海外旅行をしてきたんですね。この間カウントしたら、もう40か国(地域)近くあって、ああ、いろんなところに行ってきたな、と思ったんですけど。最近、ここ3年くらいは国内が多いんです。

守山: それは、何か理由があって?

池田: たまたま国内出張が多かったこともあって「なんだ! 海外に行かなくても、国内に、まだ発見していなかったことが、こんなにいっぱいあったんだ!」と、改めて気が付いたの。

守山: うん、ありますよね。

池田: 「人に出会える」のが楽しいからかもしれないですね。ふらっとその地域に行くだけじゃなくて、キーマンを訪ねて行くとか、何かイベントがあるからその地域に行くとか。今は、国内の旅を楽しむ時は、必ず目的を持って行くようになりました。

守山: 「旅をすること」は、美樹さんが勉強されている「幸福学」とつながりはあるんですか。

池田: 「旅をすると、幸福度がアップする」という研究結果が出ています。

守山: すごい、シンプルですね。「旅をすると、幸福力がアップする」!

池田: いろんな研究結果があるんですけど、例えば「旅の計画をするだけで、8週間くらい前から幸福度がアップする」というのもあります。

守山: そうなんだ! じゃあ私の、さっきの「Facebookでみんなで旅のプランを考えた」のは、みんなで幸福度がアップしたということですね。

池田: そうなんです!

守山: わあ~、嬉しい。

池田: 最近の旅行会社さんは、そういう研究結果を取り入れて、旅行を企画したりもしているみたい。

守山: なるほど。

池田: あとは、「同じお金を使うなら、モノを買うよりも、経験を買う方が幸福度がアップする」。これは昔からわかっていることなんです。「モノ」って、「買った時」が幸せのピークなんですよ。

守山: なるほど、それはちょっとわかります。モノを買う時って、アドレナリンが出ますものね。買っちゃうと「もういいや」という部分は確かにあるかも。

池田: そう、買った瞬間に満足度がピークを迎えて、あとは下降して行くばかりなんですって。一般的にはね。

守山: へえ~、残念、悲しい。

池田: でも「経験」は次に繋がって行くじゃないですか。だから「幸福度が長く持続する」という傾向になるみたいですよ。

守山: なるほどね。確かに今、マーケティングでも「モノを売るんじゃなくて、体験や感動を売ろう」というのがトレンドで、すごく増えて来ています。

池田: だから、旅をすることができないような状況だったとしても、「旅する気持ちで、経験を買う」と考えると、幸福度のアップに役立つかもしれないです。

守山: 海外とか国内、わざわざ飛行機を使って遠いところへ行くとかじゃなくて、「ちょっとした旅行」もありますよね。「電車で行ける小旅行」とか。

池田: 横浜に用事で行くときも「旅」と思って行くとね、もう違って見えるんですよね。

守山: 確かに「町のお散歩」も「旅」だし。毎日を「旅」だと思うと、良いかもしれないですね。

池田: 人生は、大いなる旅ですからね。

守山: カッコいいッスね!

池田: 年の功ですかね(笑)

守山: あとね、「あちこち旅をするなんて、贅沢(ぜいたく)だ」という考え方があるじゃないですか。

池田: ああ、最近、ありますね。

守山: あれって、どう思います?

池田: 私は「旅をする」ということに対して、ちゃんとお金を使おうと考えているのね。だから「贅沢するために旅をしている」んじゃなくて、「旅がしたいから、今月も仕事を頑張ろう」と考える。旅は、贅沢じゃなくて、自分にとって「必要なもの」。だから、遠くに行かなくてもいいの。

守山: さっきの、幸福度をアップさせるということが確実にわかっているなら、「投資」と思うと良いかもしれない。

池田: あっ、確かに、その考え方はいいですね。

守山: 「投資」というのは、「回収」できるものですから。お金の使い方として「贅沢」とか「浪費」じゃなくて、これは「投資」なんだと考える。私、ヨーロッパに行くことの予算を、自然にそういう風に捉えてましたね。

池田: 「投資」と捉えてたんだ。

守山: はい。やっぱり、飛行機代、ホテル代って、結構かかるんですけど、「これは投資だな」と思っていたので、がんばれた。「贅沢」と感じる人は、そういう風に捉えなおしてみると良いかもしれないです。

池田: あるいは、さっき言ったように、近所のお散歩でも「これは旅なんだ」と思って出かけるだけで、世界が違って見えるかもしれませんね。

 

この連載も残すはあと2回。
次回は「大人の色気」がテーマ

守山: ということで、「旅」について思うことをお話してきた「Beautiful 40’s」、第10回目でしたが。どうでしたか?

池田: いやあ、もうあっという間に10回目だな、って。かみしめています。

守山: ほんと。これ、あと2回しかないんですよ。

池田: え〜〜!!

守山: 今年いっぱいで終わり。最初から1年の企画でやっておりますので。

池田: 2016年限定の、贅沢な企画ですからね。

守山: はい、贅沢な企画です。じゃあ11月、来月のテーマは?

池田: いよいよ…女2人で話していますから、「大人の色気(いろけ)」というテーマを立ててみました!

守山: 立ててみました。

池田: 私たちにそんな話ができるんだろうか、という不安が(笑)

守山: わりと、私達、苦手な分野ですね(笑) 2人ともね。

池田: 打ち合わせでも、苦笑の連続みたいな感じなんですけど。来月まで1か月間、2人で「大人の色気」について考えまくって来ようと。さっき宿題を出しました。

守山: 考える事で、何かが変わる気がする。「考える」こと自体が大事な気がする(笑) 

池田: 大事ですよ(笑)

守山: 聴いている皆さんも、ぜひ「大人の女性の色気について」、一緒に考えて頂ければと思います。

池田: それでは、来月もお楽しみに!


※この記事はサウンドマガジン「Beautiful 40’s」の書き起こしで、2016年10月に収録されました。

サウンドマガジンはこちらから

池田美樹ブログはこちらから

守山菜穗子ブログはこちらから

Beautiful 40’s まとめページはこちらから

※この書き起こしはテープ起こし専門ブラインドライターの松田昌美さんにお願いしました。視覚障がいのある松田さんのブラインドライターというお仕事についてはこちらから

写真/池田美樹(編集部)


2018年02月11日 Posted by miki | カテゴリー: Life-Style | タグ: ,

関連記事