2018年02月04日

毎日の「食」をもっと楽しくする 40代女性たちの視点

文/編集部

守山: 「Beautiful 40’s(ビューティフルフォーティーズ)」第9回目です。今日は「食」の話、「フード」の話をするという事になっているんですけれど。突然ですが、美樹さん、好きな食べ物は何ですか。

池田: 私ね……。もう、何よりも好きな食べ物は、とうもろこし!

守山: とうもろこしなんだ! 終わってしまいましたね、シーズンが。

池田: 「缶づめ」があるから(ハート)

守山: あはは。冷凍とか缶詰も、美味しいですよね。

池田: 「とうもろこし味」が大好きなの。

守山: へえ~。アイスクリームとかもありますね。

池田: もう、何もかもが大好き。

守山: 初めて聞きました(笑)。

池田: 菜穂子さんは?

守山: 私は、くだもの全般がすごく好きですね。野菜も好きなんですけど。たいてい何かしら家に常備してますね。こだわりはないんですが、何でも好き。

池田: 柑橘(かんきつ)系? 何でも?

守山: 柑橘系も好きだし、今なら桃も、梨も、ぶどうも好きですね。ちなみに美樹さん、嫌いな食べ物は何ですか?

池田: あ~、それ。言いたくない。

守山: なんで?

池田: だって嫌いな食べ物の話をすると、その食べ物のことを思い出すから。

守山: それは失礼しました(笑)

池田: そんな感じで、今回の「Beautiful 40’s」は「食」の話を進めて行きたいと思います。

 

「あって当たり前」のものをやめてみると
「新しいもの」が入って来る

池田: 気持ちのいい秋の夜になってきたので、今日はカフェのテラスで喋っています。

守山: 今、おなかいっぱい、ごはんを食べてしまいましたね。

池田: すっかり、おなかいっぱいになりました。

守山: さて、おなかいっぱいで「食」の話をするんですけれど。美樹さんは最近、トピックスがあるようですが?

池田: ありますよ、ありますよ〜。私いま実は、お酒を止(や)めているんです。

守山: だそうですね。何週間目なんでしたっけ?

池田: 今ちょうど、3週間目。

守山: 一生、止めるんですか?

池田: いや実は「3カ月」と決めていて。11月いっぱいぐらいまでチャレンジしています。

守山: じゃあ、このオンエアの時(10月下旬)には、まだ禁酒中。

池田: まだまだ禁酒中ですよ。

守山: どうですか? 禁酒してみて。

池田: 最初の1週間はすごく苦しくて。やっぱり食事の時や、おうちに帰って「まず1杯」が習慣になっていたので。でも、その習慣がなくなってみると、意外とラクになってきた!

守山: ふ~ん。飲まないことが普通になってきた?

池田: そう。あと、飲まないと夜が長いんです。

守山: うん、長いですよね! わかる。

池田: 本を読んでも、音楽を聴いても、映画を見ても、パチパチとブログを書いても、まだ夜の時間がある。

守山: そうですね(笑)

池田: もともとお酒を辞めようと思ったきっかけは、来年から大学院に行くので、時間を有効に使う習慣を付けたいと思って。3か月くらいで新しい習慣が身に付くよ、とアドバイスされたので、「3か月」と区切ってチャレンジしているところ。

守山: 勉強、進みます?

池田: めちゃめちゃ進む! (お酒を飲まないと)時間が進むのがすごく、ゆっくりで。びっくりしました。

守山: わかります。私も実は5年間くらいお酒を止めていた時期があって。

池田: えー! そうなんですか? よく5年間も。

守山: やっぱり同じで、いろいろ考えて悩んでいる時に「新しい習慣を取り入れてみようかな」という感じで。あとはまあ「もう充分、たくさん飲んだな」と思って(笑)。一度止めてみたんですけど。

池田: 私たちの仕事は、結構、お酒の席も多いですからね。

(ブウォン!!)

池田: いい音ですね!

守山: 今ポルシェが通過して行きましたね〜。音が聞こえたかな? それで、お酒を抜いていた間に、結構、勉強できたので、それがあったから独立できたという。

池田: あ、ちょうど独立の時期だったんだ?

守山: 直前ですね。ちょうど会社を辞める直前に、お酒も止めてました。独立して、しばらくして、またゆっくり飲み始めた感じです。今は少しだけ飲みます。でも、飲まない日の方が多いですね。

池田: 女が決心して「次に行こう」という時に、お酒を辞めるというのは、意外に良いのかもしれないね。

守山: うん、生活習慣が変わりますよね。お酒が「軸」になっちゃってるとか、「あって当たり前」だとすると、一度、取り払ってみると、やはり「新しいもの」が入って来る。

池田: それは今すごく実感してますね。でもね「一生、止めよう」という気持ちはもちろんなくて。お酒、大好きだし、お酒にまつわる文化も大好きだから。

守山: だって美樹さんは、シャンパーニュのシュバリエを。フランスからの……あれは「勲章(くんしょう)」ですか? 

池田: 「称号」ですね。「シャンパーニュ騎士団」の「シュバリエ(称号)」を頂いております。
詳細 http://www.ordredescoteaux.jp/about/index.html

守山: すごく立派な、そう簡単に頂けるものではないんですよね? すごいことですよね。

池田: シャンパーニュを人に広めていくという役割を担っています。だからこそ「極上の1杯」を飲みたいなと思ったの。 

守山: いいですね! 大人~!

池田: 3か月禁酒したら、極上のシャンパーニュを、飲む! 

守山: ああ、それは美味しいと思うなあ。

池田: ということを目標に、今やっています。

守山: 「量より質」。

池田: 本当にそう思いますね。私、この間まで、めちゃめちゃ飲んで、それこそブラックアウトするまで飲んでたんですよ。

守山: 結構、有名な、池田美樹のブラックアウト(笑)でしたが。

池田: 飲み始めたら後のことは覚えていない、というね。危険たっぷりだったんですけど。今、本当に気持ち良く、新しい習慣が身に付きつつあります。

守山: 「自分で時間をコントロールできるようになった」というのが、すごく素敵。食べるもの、飲むもの、その量とかを、自分でコントロールできる。「自分の手中にある」っていうのは、すごくいいですね。

池田: 「自分でコントロールできる」っていう感覚は大事ですね。

守山: 自分の「軸」が「自分側」にある感じ。お話を聴いていて、そう思いました。

池田: ありがとうございます。もうちょっと頑張ってみようと思うので、また来月も訊いてみて下さい。

守山: 来月のオンエアの時(11月20日頃)も、まだ禁酒中だ。そして11月末に解禁!

池田: ちょっと長いですけど、頑張ってみます。

守山: 聴いている皆さんも応援してあげて下さい。

 

食の持つ「物語」や「効果」を意識すると
幸せの絶対量が増える

池田: 「食」の話を続けていきたいと思います。菜穂子さんはブランディングのプロとして、食に関して、何か思っていることはありますか?

守山: 「食」っていうと、まずは味。味覚の話が普通は一番に来ると思うのですが、私は職業柄、どうしてもお店のインテリアとか、看板のロゴ、お店の方の接客、振る舞い、制服とか、そういう物を同時に見ちゃう。これはものの見方のクセですかね。お菓子を買うときも、「味」だけじゃなくて、パッケージのデザイン、袋の開けやすさ、開けた後の袋が上手くリサイクルして捨てやすいか、そういう「一連の流れ」というのを見てしまう習慣がついています。

池田: それ全体を含めて「ブランド」という意味なんですか?

守山: それ全体を含めて「味」なんですよね。私にとっては。

池田: なるほど〜。それって、みんな意識せずにも感じてることなのかな?

守山: 編集者とかは、結構、厳しいですよね。やっぱり目が肥えている人たちは、その辺は厳しいな、と思います。一般的にも、「素敵だな」と思う商品には「物語がある」とか、「パッケージが素敵」とか、そういう、味とは別軸のところで「その商品が好き」ということが多いですよね。

池田: 何となく感じているから、そのブランドの「ファンになる」とか「この店が美味しい」と思うことが起きるのかな。

守山: 起きると思います。あと私は、気に入ったお菓子とか、新しい食材を見つけると、すぐホームページを見ちゃいますね。

池田: 見ますよね~。

守山: それで、商品の持つ「物語」とか、「どういう生産者が造っているのか」、「どういう人達が売っているのか」「どんな所にお店を出店しているか」を見ちゃう。星を付けるとしたら「総合力」の判断をすごくしてる。

池田: 逆に、そういうことが調べやられすくなった分、提供している側も、気が抜けないという所もありますね。

守山: そうだと思いますね。「美味しけりゃ、売れるだろう」とか、「良いごはんを出していれば、店にお客さんが来る」という時代ではないので。フードビジネスというもの自体の形が、すごく変わってきているなとは思いますね。

池田: うーん。なるほど。

守山: 美樹さん、「幸福学」の観点から見ると「食事」はどういうものなんでしょうか。

池田: 食事してる時って、すごく幸せな感じがするでしょ?

守山: うん、しますね。

池田: でも実はね、「食事の時の幸せ」って、長続きする幸せではないんですね。

守山: 「食べてる間だけ幸せ」ということ?

池田: そう言われていまして、まあいろんな説があるんですけれど。人間の1日の中で、食事の時は「ピョン↑」「ピョン↑」と、幸福感がアップするんです。でも、幸せって「点」じゃない。常に高く、アベレージを保って「幸せでありたい」じゃないですか。だから、私の考えでは、その「食事の時の幸せ」を「どれだけ持続できるか」が大切だと思うの。

守山: 「持続感」を、自分で作らなきゃいけないんだ。

池田: 「なきゃいけない」とまで、義務的に思わなくてもいいんだけれども。例えば、できるだけ「気の進まない方との食事は、断ってみる」とか。

守山: なるほどね!

池田: 食事の時も、ただお酒を飲んで騒ぐだけじゃなくて、先に繋がるような話をしてみるとか。「ちょっと幸福な気持ち」になっているがゆえに、その時間をより充実させるようにすると、食事の時間がさらに幸福になる。「持続できる幸せ」になるんです。

守山: それいいですね。食事の時は、それだけで幸福量が上がるんだから、「持続させる」と考えると、幸せの絶対量がさらに増える。簡単に幸せを底上げしてくれる訳ですね。

池田 うん、そうなんですよ。

守山: あと「食事してる時の商談やお願い事は、上手くいく」って聞いたことがあります。ビジネスでも。

池田: そうなんです。食事の時は幸福感が一時的にアップしているので、「YES」をもらいやすいというのはありますね。

守山: 商談だけじゃなくて、プロポーズとかそういうのも、上手く行くと聞いたことがあります。人に何かをお願いする時には、美味しい物を食べている時が良い、と。

池田: いいですね! そんな風に、ちょっと意識的に食事のことを考えてみると、幸せな気分になれるかも。

守山: あのね、みんなカロリーばかりを気にし過ぎですよ!

池田: ああ、そうね~。

守山: だから「今、幸福なものを体内に取り込んでいるんだ!」と思ったら、また違う観点で毎日が楽しくなりそうです。

 

一緒に食事をする相手を選ぶことで
人生がもっと楽しくなる

(車の音 ブウォン!)

池田: ……結構よく車が通るテラスで、今日は収録をしておりますが。「食」の話をしてきて、菜穂子さん、いかがでしたか?

守山: 私は、さきほど美樹さんがおっしゃっていた、「ごはんを食べるだけで幸せになれる」っていうのは、改めてすごく面白かったですね。1日に2食、3食とごはんを食べる訳ですから。そこで「確実に幸せになれている」っていう実感があると、人生楽しいかなと思いました。美樹さんどうでしたか?

池田:もうひとつ「一緒に食事をする人って、改めて、やっぱりすごく大切だな」と、最近よく思ってます。私、お酒を辞めてるから、無駄な飲み会に行かなくなったんですよ。

守山: そうでしょうね。

池田: そうすると「ちゃんと私の禁酒のことをわかってくれる人と、ゴハンしよう」と思うよね。一緒に食事をする相手は大切だ、と改めて思っている所です。さて、来月10月ですね。何のお話をしましょうか?

守山: 10月は「旅」。

池田: いいですね~。

守山: 「旅行」です。美樹さん、行ってますか? 行ってますよね。

池田: 私は結構、行ってます。

守山: ん~、私は旅行……しばらく行ってないなあ! でも、すごく好きなので、旅のこだわりなど話してみたいと思います。

池田: 来月もぜひ、聴いてください!

※この記事はサウンドマガジン「Beautiful 40’s」の書き起こしで、2016年9月に収録されました。

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※この書き起こしはテープ起こし専門ブラインドライターの松田昌美さんにお願いしました。視覚障がいのある松田さんのブラインドライターというお仕事についてはこちらから

 写真/池田美樹(編集部)

2018年02月04日 Posted by miki | カテゴリー: Life-Style | タグ: ,

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